大橋院長の為になるブログ

2017.04.21更新

抗リン脂質抗体症候群(antiphospholipidsyndrome:APS)は、抗リン脂質抗体(antiphospholipid antibody:aPL)の存在下に

動静脈血栓症や妊娠合併症を引き起こす自己免疫性疾患である。

aPLは陰性荷電リン脂質、あるいは陰性荷電リン脂質と血漿タンパクの複合体に対する自己抗体である。

基礎疾患を認めない原発性APSと、全身性エリテマトーデスなどに合併する二次性APSに分類され、女性に多く合併し平均発症年齢は

30-40歳前後である。

 静脈血栓は下肢のDVTが多く、動脈血栓は脳梗塞の発症が多い。一方、妊娠合併症としては、習慣流産、不育症、妊娠高血圧症などを

認める。

投稿者: 大橋医院

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