大橋院長の為になるブログ

2016.02.23更新

リウマチ熱による弁膜症は減っている。
高齢化、加齢に伴う弁膜疾患が増加している。
大動脈狭窄症(Aortic Stenosis:AS)と言われ、急増している。潜在患者は50-100万人であり、
特に80歳以上の、ADL(Activities Of daily living)の保たれたASが増加し、積極的治療の必要性が高まった。
経カテーテル的大動脈弁置換術(transcatheter aortic valve replacement:TAVR)は世界中に普及した。重症ASに
対するTAVRは80歳以上が適応であり、開胸手術より普及が進んだ。鼠蹊部の動脈からアプローチする方法と、心尖部から
アプローチする方法があるが、開胸しないことは術後の患者負担を驚くほど減らす。それは,その人工弁が極めて優れており、
85歳から95-100歳の人生を驚くほど幸せにする。毎日何十錠もの薬から、解放され、生き生きと、外出し、おしゃれし、旅行も
できる。

僧房弁閉鎖不全症に対して、開胸手術より、様々なカテーテルデバイスが工夫されており、高齢者の弁膜症の生活がかなり
幸福の神がまとわりつつある。

投稿者: 大橋医院

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