大橋院長の為になるブログ

2016.02.26更新

MSはリウマチ熱から発症する、リウマチ変性が多く、僧房弁弁尖、乳頭筋弁尖同士の癒着、
僧房弁口面積の凶作が原因となり、左房左室間の血液流入障害をきたす病態である。
治療の一つとして、カテーテルによる経皮的僧房弁交連裂開術術(percutaneous transvers
mitral commissurotomy:PTMC)がある。PTMCをしても、MSの再発例はある。
長期成績では後尖病変の弁形成術が劣っておる。
術後もACE(angiotensin convertting enzyme)、β-ブロッカー、利尿薬を中止とした内科的治療は
必須である。
 この様な症例は、多くは高齢者であり、MS/MR(Mitral regurgitation:MR)として再発してくる。心房細動、
巨大左房、血栓を生じやすく、ワーファリン、アスピリン、近年は非ビタミンK阻害経口抗凝固役(Non-vitamin
K antagonist oral anticoagulant:NOAC)、NOACは総合的にワーファリンより勝るが、薬価が高い、腎機能低下例に使えない、
ワーファリンに比べ、納豆、緑黄色野菜、食事制限はない。

投稿者: 大橋医院

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