大橋院長の為になるブログ

2015.07.29更新


サーカネッテン配合錠

日本新薬株式会社




内服痔疾患治療剤



性状
本剤は黒色の糖衣錠である。







側面


直径(mm)
9.9

厚さ(mm)
5.9

重量(mg)
403

効能又は効果

痔核の症状(出血、疼痛、腫脹、痒感)の緩解
用法及び用量

通常成人1回2錠を1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
副作用


副作用等発現状況の概要
調査対象1,798例中副作用が発現した症例は45例(2.5%)で、下痢、胃部不快感、食欲不振、悪心等の消化器症状(2.3%)がほとんどであった。(再評価結果時:副作用について記載のない報告は集計から除外)
その他の副作用
皮膚※0.1〜1%未満 発疹等消化器0.1〜1%未満 悪心、食欲不振、下痢、腹痛、胃部不快感等
その他の副作用の注意
※投与を中止すること。
妊婦,産婦,授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
適用上の注意

薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。
[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
臨床成績

104医療機関における二重盲検比較試験を含む臨床試験では、痔核に対して80%(1,444/1,806)の有効率を示した。また、パラフレボン及びプラセボ1)並びに本剤に配合されている三種の緩下剤2)を対照薬とした二重盲検比較試験により、痔核に対する本剤の配合意義と有用性が認められている。
薬効薬理

肛門部炎症の消炎作用サーカネッテン配合錠は角棒で惹起した肛門部炎症に対して明らかな消炎効果を示す(ラット3))。
パラフレボンは単独投与により熱刺激による肛門部炎症(熱傷痔)を有意に抑制するが、センナ末、イオウ、酒石酸水素カリウムの併用は作用を増強する(ラット4))。抗炎症作用パラフレボンは卵白アルブミン又はデキストランによる足蹠浮腫に対して抗炎症作用を示す(ラット5))。毛細血管透過性の抑制作用パラフレボンはクロロホルムにより亢進した毛細血管の透過性を抑制する(ラット6))。静脈瘤内血液の凝固促進作用サーカネッテン配合錠は正常血液に影響することなく静脈瘤内のうっ滞した血液の凝固時間を短縮する(ヒト7))。
有効成分に関する理化学的知見

パラフレボンは各種含硫黄高分子のポリペプチド混合物であり、茶褐色〜帯黒褐色の粉末で、特異なにおいがある。ジエチルエーテルにほとんど溶けず、水又はエタノール(95)に溶けない。
一般名:パラフレボン(Paraphlebon)センナ末は淡黄色〜淡灰黄緑色の粉末で、特異なにおいがあり、味は苦い。
局方名:センナ末(Sennae folium pulveratum)イオウは淡黄色〜黄色の粉末で、におい及び味はない。
二硫化炭素に溶けやすく、水、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
局方名:イオウ(Sulfur)酒石酸水素カリウムは無色の結晶又は白色の結晶性の粉末で、清涼な酸味を有する。水に溶けにくく、エタノール(95)にきわめて溶けにくい。

岐阜県大垣市の、大橋医院は、高血圧症、糖尿病、や動脈硬化症に全力投球します。

投稿者: 大橋医院

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