大橋院長の為になるブログ

2014.12.12更新

「心不全をよく考える」
心臓は北道に於いて、20%が収縮であり、80%は拡張に使われる。
拡張不全はドップラー法に於いて僧房弁のE波とA波を観察し、正常はE波が高く、A波が低いが、
拡張障害ではA波が高くなる。拡張早期の左室の弛緩能が低下する。さらに、微小循環能が低下、
心室のstiffnessも低下してくる。左室拡張末期圧が低下し肺毛細感圧が上昇し、肺水腫となる。
これにはα作用(交換神経作用)が関与する。拡張不全は右心不全をお越し腎機能を低下させ、予後が悪い。
しかもガス交換のための末梢循環微小循環が悪化するのである。怖いのは低Na血漿であり、血清の浸透圧低下である。
細胞内に水が浸入し細胞膨化がおこる。腎臓が心臓を守るには大切である。腎臓の皮質と髄質が健全であること。
中心静脈圧(CVP)が高いと、静脈系の暴流がおこり、交感神経が高まる。腎臓が虚血になると、脳を刺激し、交感神経が活性化される。暴走する交感神経を抑制するにはβブロッカーである。不用意にループ利尿剤を用いると、腎臓の緻密班を刺激し、GFRは悪化する。心不全にはACE-Iが推奨、ARBはRAS系を抑制する。長時間型の利尿剤か、トルバタンのようなV2-受容体拮抗剤が望ましい。

岐阜県大垣市の大橋医院は、高血圧症、糖尿病、や動脈硬化症に全力を尽くします。

投稿者: 大橋医院

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