2014.09.15更新

「会話のない世界」
昨日の日曜日、早朝、犬を連れて散歩している若者を見た。彼は、犬も周りの景色も顧みず、スマートホンばかり見ていた。
あれで、よく歩道を抜け出し車道に誤り侵入し、交通事故にならないものだ。私はよく、学会で名古屋方面に行く時、当然JR西日本を利用するが、私以外の、小学生から高校生、大学生、30近いお勤めの人も、スマートホンを見ている。シ-ンとした静かさが車内を包む。私の子供も起床時からスマートホンを見ており、会話もなく、スマートホンを見ながら夜帰宅する。スマートホンがなくては生きていけない世界になった。他国が、学校教育にスマートホン,アイパットを小学生から大学まで教育現場に取り入れ、paperlesにしたそうである。しかし、学力の低下が見られたそうだ。我が国もそのIT一貫教育が、まもなくはじまるそうだ。そうなると、夫婦の会話から、
親子の会話まですマートホンになり、故人の告別式はスマートホンが必要になり、乳幼児の最初の社会科はITから入る。恋人同士の甘い囁きもっスマートホンが必需品である。病院、官公庁の利用、公園で遊ぶ子はブランコの前でスマートホンを見る。やがて、国民一人にスマートホン、会話は必要ない。電気自動車で外は静かであり、話し声もない。祭りも、IT化が進む。還暦を過ぎた小生には、住みにくいし、さみしい世界である。静かに書斎で司馬遼太郎でも読むしかない。

岐阜県大垣市の大橋医院は、高血圧症、糖尿病、や動脈硬化症に全力を尽くします。

投稿者: 大橋医院