大橋院長の為になるブログ

2014.07.31更新

「小児、高校生の本態性高血圧症の問題点」
小児、高校生の本態性高血圧の問題点として,合併症と成人の本態性高血圧への移行が問題なる。
合併症として、14-42%に左室肥大、頸動脈内膜中膜複合体厚、腎障害、眼底小動脈の変化などが報告されている。
成人の本態性高血圧への移行はさらに大きな問題である。中学時代の血圧と20年後血圧を比較した本邦の成績は、高血圧であった中学生は20.9%が,依然、高血圧であり、正常血圧の中学生は5.5%が高血圧であった。
同様に、大学生を8-26年後に調査した成績では、高血圧は44.6%正常血圧は9.2%が高血圧であった。
5-14歳の1505人を15年以上追跡した海外の研究では、小児期の血圧の上位1/5は、成人後も40%は収縮期血圧、
37%は拡張期血圧が依然として上位1/5に属していた。したがって、小児本態性高血圧は早期から積極的な対策をとる必要がある。

岐阜県大垣市の大橋医院は、高血圧症、糖尿病、や動脈硬化症に対して全力を尽くします。

投稿者: 大橋医院

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