大橋院長の為になるブログ

2014.07.26更新

「腎神経焼灼術」
カテーテルによる腎神経焼灼とは、大腿動脈から挿入したカテーテルを腎動脈に誘導し、血管内膜側から高周波を
発生させ、外膜に局在する腎神経を焼灼する最新の医療技術である。2009年に初めて治療抵抗性高血圧に応用され、
現在では2年間にわたって降圧効果が持続する症例も補遺工区されている。
腎神経のみを選択的に切断できる利点があるため、以前は実施された内臓神経切断術と異なり、本質的には副作用が認められないのが大きな特徴である。診察室血圧に対する効果に比し、家庭血圧の24時間高血圧測定値に対する効果は小さい。降圧薬の種類や量を必ずしも減らせるものではない。現状の時点では、利尿薬を含む3種類以上降圧薬を服用しても収縮期血圧が160mmHgを超える治療抵抗性に限定されている。腎機能低下や腎動脈狭窄などの解剖学的異状のある症例は適応外である。本邦でも開始されたところであるが、現時点では保険適応はない。
今後の、安全性、さらる研究が俟たれる。

岐阜県の大垣市の大橋医院は、高血圧症、糖尿病、や動脈硬化症に全力を尽くします。

投稿者: 大橋医院

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