(この話は架空の出来事です。)
奈々枝さん、ご苦労さん、今は永遠の眠りについたから、仏様だもの、
もうこれかたは、何の苦労もなく、何の痛みもないから、いつまでも、
眠っていたり、お花畑で遊んでいても、誰にも叱られないよ。
だって、奈々枝さんはよく働いたものね。
食料品の店員として、朝から晩まで働き通し。
気が付いたら75才になっていたものね。
姑さんには、献身的に働き、介護保険のないときに、寝たきりになった
姑さんにはおむつの世話から、食事の世話まで、体を拭いてあげ、
近所にお医者さんがいたけど感心していたよ。
ご主人も大動脈瘤破裂で、緊急入院、その後もよく献身的に世話をしてくれた。
ご主人も寂しくなって、天国から呼んだんだよ。
いつからそんな黄疸が出ていたの。きっとあなたのことだから、周りに迷惑をかけまいと、
我慢していたんだろうよ。近所の医者さんは閉塞性黄疸で、肝胆膵合流部の腫瘍だといっていたよ。
まだ昨日だもんね。激しい苦痛で、全身に苦痛が駆け巡り、お医者さんが往診鞄にある痛み止め、
安定剤全部、注射してしまったんだって!今日は麻薬や元雄効果のある鎮痛剤を薬屋さんに
電話しまくっていたらしいよ。土曜日だから月曜日にしか手に入らないんだって。
そのお医者さんは外来診察をしながら、あなたを少しでも助ける方法を日曜まで、奈々枝さんのそばで
悪戦苦闘しようとしていたらしいよ。
そんなときにあなたの死を知ったらしいよ。
外来診察も途中で、看取りに行ったけど、あなたの安らかな寝顔を見て安心して帰ったらしいよ。
だってこれまでが苦労の連続だったし、へこたれたこと一つ言わなかったし。
もうご苦労さん、天国の閻魔さんも笑ってお迎えでしょう。ご主人やお姑さんといつまでも綺麗なお花を
摘んだり、きれいな小川で佇んだりゆっくりしてね。では、ひとまずさようなら。
岐阜県大垣市の大橋医院は、高血圧症、糖尿病、や動脈硬化症に全力を尽くします。
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