大橋院長の為になるブログ

2014.04.10更新

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

1)どんな病気か:甲状腺から甲状腺ホルモンが多量に分泌され、
全身の代謝が高まる病気です。
2)原因は何か:血液中にTSHレセプター抗体ができることです。
この抗体は、甲状腺の機能を調節している甲状腺刺激ホルモン(TSH)という
ホルモンの受け手であるTSHレセプターに対する抗体です。これが無制限に
甲状腺を刺激するので、甲状腺ホルモンが過剰に作られて機能亢進症が起こります。
3)症状の現れ方:甲状腺ホルモンが過剰になると全身の代謝が亢進するので、食欲が出て、
よく食べるのに体重が減り、暑がり、全身に汗をかくようになります。
精神的に興奮して活発になり、まとまりがなく、疲れやすくなり、手が震えて、いらいらして
怒りっぽくなり、排便の回数が増えます。ほとんどの症例で"甲状腺腫"が触れます。
4)検査と診断:freeT3とfreeT4が増え、TSHは抑制されます。原因物質であるTSHレセプター抗体を測定します。
5)治療の方法:抗甲状腺薬(チアマゾール、プロピオチオウラシル)、手術、アイソトープがあります。

岐阜県大垣市のお大橋医院は、高血圧症、糖尿病、屋動脈硬化症に全力を尽くします。

投稿者: 大橋医院

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