2013.06.28更新

書くとは恐ろしいことだ。それは誰も見ない日記にでも書けば済むことだが、
不覚にも小生の恥話を書く事が多い。そしてその書かれたことは、世界中から読まれることを
本人は忘れている。
今度の日曜日は久しぶりの小児夜間救急外来だが、優しい看護師がついてくれれば良いが、
小児科医としての未熟ぶりはすぐに露呈される。
120%の力で診察にエネルギーを注ぎ込んでいるつもりだが、小児科医としての正規の教育を受けていないのは事実だ。
この2年間に、研修医に戻って、同僚やベテランの看護師さんに教えを乞うて、随分成長したつもりだ。
しかし、小児科がそんなに甘いものではないことはわかっている。
もうすぐに還暦だ。テレビを見ても映画を見ても、小説を再読してもつまらない。
家族と話をしても、嫌われがちである。「私は書斎に行く」というと、社会人になった子供が嬉しそうである。
初老期うつ病かもしれない。
読んでいない医学書が山積みになっているから、老眼鏡を取り出し、医学生に戻って乱読をするが、
30分もすると疲れるし、集中力がない。
他人と診療時間以外に逢うのを極めて恐怖感をだくようになった。
仕方がないから鏡に向かって徒手体操をするが、他人が見たらあの院長も総合失調症になったと思われるだろう。
楽しみはビールが喉を通っている時だけだ。
サー"ぼやき"はやめて、目の前の患者に全力投球をしよう。
(この文章は、妻に知られると自動的に消滅することになっている。)

岐阜県大垣市の大橋医院は高血圧症、動脈硬化、循環器疾患に全力を尽くします。

投稿者: 大橋医院