大橋院長の為になるブログ

2013.06.21更新

急性大動脈解離と腎機能」

大動脈解離の予後予測に腎機能(eGFR)が有効である。
ただ、外科手術を行い、保存的治療を行われた患者さんが対象である。

これまでeGFRが心臓血管疾患の予後予測因子であるという方向がなされている。
2005年に胸腹部大動脈瘤の手術例で検討され、
2006年に冠動脈疾患や腹部大動脈瘤のステントグラフ治療例にも検討されている。
2008年には上行弓部大動脈手術症例にも検討例がある。

これらの研究でeGFRは血清クレアチニンよりかなり有益な情報である。
eGFRは普段の採血で、尿素窒素、クレアチニンがわかれば
計算式でeGFRはすぐにわかる。

このeGFRは腎臓の状態や心血管疾患を診ていく上に有益な譲歩なのである。

岐阜県大垣市の大橋医院は高血圧疾患を中心として、循環器疾患を全力を尽くしていきます。

投稿者: 大橋医院

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